きなこあんこのくらしのまわり

1984年生まれ、シングル女性の暮らしの発見と情報を綴ります

ヨガのインストラクターしてました②

私がインストラクターとしていちばんクラスを持っていた時の本数は週に7本くらいだと思います。

本気でヨガで食べていきたかったらこんなんじゃ足りません。

1日に2〜3本、週休1日くらいでないとやっていけないです。

1本あたりのフィーも2500円(ここから10.21%源泉される)〜5000円まで。

私は駆け出しだったので2500円と激安で契約させられましたが、人気の先生だったら1万以上だと思います。

自主開催の公民館講座はお一人75分1000円でやってました。

これも多分安いと思うけど、私の実力に見合った金額で、主婦相手と思うとこれ以上は取れませんでした。

 

ヨガ収入だけだと月に5〜6万円くらいにしかならなかったんじゃないかなぁ。

 

会社まで辞めたくせに、私は必死になってヨガインストラクターという仕事をする覚悟がありませんでした。

1日に2本以上は入れたくないし、土日に固定のクラスは入れたくない、ホットヨガはやりたくないなど、

駆け出しのくせに仕事を選り好みしてました。

自分で自分に限界を決めて、しかも本当の限界のかなり手前に設定してました。

ちなみに、スタジオでクラスを担当できるようになると、もし自分が予定があってそのクラスに入れなくなった場合、代講を自分で探さないといけない。

これは結構なストレスでした。

どうしても見つからない場合は休講にしてくれたけど、なんとなく言い出しにくい。

反対に休みたい先生の代講に入ることもあったけど、人気の先生の代講に入って、自分の回だけガラガラっていうのも結構傷つきます。

そういったことも辛くて、だんだんと代講を受けるしも渋るようになりました。

ヨガインストラクターは人気商売です。

講師業なんてみんなそうかとは思いますが。

 

他にも、その日のクラスで何をやるかを考えて練習していく必要があるのですが、それも本当に億劫だった。

でも、生徒の立場からすると、そういった下準備をちゃんとやれてる先生のクラスってスムーズで受けていて気持ちがいいです。

それもちゃんとできていなかった。

一応考えては言ったけど、練習は嫌いで仕方なかった。

 

公私をきっちり分けたい私にとって、自宅で仕事をする(練習する)のは気の乗らないことでした。

そんな人はフリーランスしちゃダメです。

 

ヨガってなんか平和な感じがして、ゆったりしてて、いいよね。一生続けられる仕事だし、みんなにその良さを伝えたい!

なんてきれいごとだけでヨガインストラクターなんてしちゃダメです。

少なからず、ビジネスだし、仕事なんだから嫌なことも大変なこともあります。

私はそれがわかってなかった。

 

でもヨガってやっぱり体にも心にもよいものだと信じてはいます。

単純にのんびり自分のためだけにやるぶんには楽しいし、心も落ち着く。

食べていこうと思わず、趣味として自分で練習したり、たまに人に教えたりするくらいが私にはちょうどよかったんだろな。

なんだか、大好きな恋人と結婚したら、思っていたのと違ってがっくりきた感じ。

もしくは憧れのあの人とやっと付き合えたと思ったら、距離が近づいた途端になんか気が合わない、居心地悪い、イライラするって感じ。

 

ヨガの生徒をしていたころ、インストラクターのよさそうな部分だけを見て、

想像3倍にして、これこそ私のやりたいことだ!って思って飛び込んだ世界だったけど、私には違ったなと思っています。

 

ヨガインストラクターに転身したい方におせっかいさせてもらうと、

ちょっと冷静になった方がいいよっていいたい。

趣味のままにしとくか、副業くらいから始めた方がいいよって。

 

ヨガだけで食べていくのは大変です。

それをお示しするお話はまた明日。